オーナー返信機能を使って「ぼったくり」といった悪質な口コミを即時削除、損害賠償請求ができた事例
業種・お問い合わせ区分
法人(歯科医院)
ご相談内容
歯科医院を経営されている顧問先様より、インターネット上に低評価の口コミが投稿されたとのご相談をいただきました。口コミの内容は「ボッタクリ」「抜かなくてもよい歯を抜かれそうになった」「インプラントで高額な費用を吹っかけられた」など、事実と異なる悪質な記載であり、医院の信用を大きく損なうものでした。歯科業界は口コミの影響が患者数に直結しやすく、特に新規患者の集患に大きな打撃となるため、即時対応が不可欠でした。
解決までの流れ
当事務所では、顧問先様と「悪質な口コミが投稿された場合はすぐに連絡をいただく」という日ごろからの連携体制を築いており、本件でも投稿から間を置かずにご相談いただきました。
弁護士から直ちに以下の対応を実施しました:
オーナー返信機能を即日活用し、 ① 顧問弁護士が直接対応していること ② 医院には明確な医療基準があり、根拠のない批判であること ③ 必要に応じて情報開示請求訴訟を提起すること を明確に伝達。
このスピード対応により、投稿者はその日のうちに口コミを削除しました。さらに当事務所は実際に発信者情報開示請求訴訟を提起し、勝訴判決を獲得。結果として投稿者の情報が開示され、損害賠償請求にも成功しました。
解決結果
口コミは即日削除され、最終的に損害賠償請求も認められました。医院の信用回復に直結しただけでなく、迅速かつ毅然とした対応が再発防止の大きな抑止力となりました。
担当した弁護士の所感
今回の事案では、当事務所と顧問先様との日ごろからの緊密な連携が、迅速解決に直結しました。悪質な口コミ被害は、対応の遅れがそのまま経営への打撃につながります。しかし、投稿直後にご連絡をいただき、即座に弁護士が介入したことで、被害の拡大を未然に防ぐことができました。 また、スピード感あるオーナー返信で「法的対応を取る姿勢」を示したことが、投稿者に強い心理的影響を与えたものと思われます。その後、実際に情報開示と損害賠償請求まで行ったことで、依頼者様の権利を確実に守り抜くことができました。 同様のケースでは「削除依頼に時間をかけすぎないこと」「平時から弁護士との連絡体制を整えておくこと」が極めて重要です。当事務所では、顧問先様が安心して本業に専念できるよう、スピード感と継続的なサポート体制を両立させた対応を行っております。